まんが・ネタバレ【僕街】僕だけがいない街!【感想】ミステリーという皮をかぶった人間ドラマ!!

元書店員の漫画マニアママです!
今日もお付き合い下さい♥
感想・見所
「アニメ・映画化に続き、ドラマ化決定の良作SFミステリー」
今日は先日、Netflixでドラマ化が
決定した「僕だけがいない街」をご紹介したいと思います。
この「僕だけがいない街」は
その綿密に練られた伏線の数々や
登場人物達の数々の名言が絶賛され、
ミステリー好きを虜にした作品です。
2016年にアニメ化、藤原竜也さん
主演で実写映画化もされましたので、ご存じの方も多いかもしれません。
ストーリーとしては全8巻で完結したこの作品。
しかし、その後に主人公以外の
登場人物目線で描かれた外伝が、
先月に9巻として発売されました。
久しぶりの「僕街」の新刊とあって、
私も含め原作ファンの喜び様は凄まじいものがありました。
しかも、何気に「僕街」の魅力が
一冊に集約された感じで、ちょっと
目頭が熱くなる様なシーンもチラホラ。
特に、主人公の母親である
佐知子さんの短編には、もろ号泣。
やはり私も彼女と同じで息子がいますからね…
特に感情移入してしまいますし、
こんなカッコ良い母親になりたいものだと常々思います。
しかし、アニメと映画はちと
物足りない感じになっており、
特に映画の方は酷評も多かったですね。
私もあのラストには「えぇー!」って
ショックを受けたんですが、あの時は
原作もまだ完結してませんでしから、
アニメ・映画ともにオリジナルしか出来なかったんでしょうね。
しかし今回のドラマ化に至っては、
きちんと完結してますし、外伝も
発売され、内容も人間ドラマがより強く協調されています。
是非とも、今回のドラマでは
その点を活かして、「僕街」の魅力を世界中の方に広めて頂きたいと思います。
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あらすじ
「18年前の過去にリバイバル」
それでは、ご存じない方も
いらっしゃると思いますので、
この「僕だけがいない街」の簡単なあらすじからご紹介したいと思います。
主人公は売れない漫画家の藤沼悟(フジヌマ サトル)という青年。
彼には特別な「リバイバル」という
能力があり、過去へタイムリープする事で人を助ける事が出来ます。
一見、素晴らしい能力の「リバイバル」。
しかし悟の意志と関係なく
ランダムに行われる「リバイバル」は、
助ける事が出来なければ、延々と
その時を繰り返す事になりますし、無傷の保証はありません。
今回もバイトであるピザ屋の
配達の途中で異変を感じた悟は、
小学生の男児の命を救う事に成功します。
しかし、その代償として悟は
ケガをしてしまい、入院する事になるのです。
同じバイト先の女子高生、
片桐愛莉(カタギリ アイリ)の
計らいもあり、北海道にいる母親の
佐知子(サチコ)が様子を看る為に
上京、そして二人で買い物中にまた「リバイバル」が起こるのです。
この「リバイバル」はどうやら
児童誘拐事件を阻止する為に
起こった様で、母である佐知子の
優れた洞察力と観察眼のおかげで、無事に事なきおえます。
しかしこの事がきっかけで佐知子は、
この誘拐事件の犯人と18年前に
藤沼親子の周囲で起きた連続児童誘拐
殺人事件の犯人が、同一人物である事に気づいてしまうのです。
悟も佐知子に訊ねられるまで
忘れていましたが、すぐに思い出す事になります。
18年前の連続児童誘拐殺人事件とは、
当時小学5年生だった悟の周囲で
起きた事件であり、その内の
犠牲者二人は悟のクラスメートでした。
しかも犯人として捕まったのは、
悟とも親しくしていた近所に住む青年だったのです。
親しくしていた悟も当時の警察に
事情聴取されており、悟は必死で
青年の無実を訴えましたが徒労に終わり、
この事は悟に暗い影を落とす事になったのです。
その事に心を痛めていた佐知子は、
真犯人の存在を悟には内緒で調べ始めます。
しかし、その事に気づいた真犯人の
手によって刺殺されてしまうのです。
しかも悟は、真犯人にハメられ
母親殺しの犯人として指名手配される事になります。
そんな時に「リバイバル」が発生。
何とか、母である佐知子の死を
阻止しようとしますが、失敗。
再度、強く念じる事で「リバイバル」が
発生しますが、何と「リバイバル」した先は
1988年…そう、全ての事件の発端ともいえる18年前だったのです…。
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ネタバレ
「ミステリーという皮をかぶった人間ドラマ」
さて、今まで経験した事もない
長い時間を「リバイバル」する事になった主人公の悟。
しかも今回は意識はそのままで、
体は小学5年生という、いわばコナン君状態。
探偵のコナン君ならば、こんな
事件さっさと片付けてくれるんでしょうが、
悟はコナン君の様な頭脳もないただの漫画家。
複雑な人間模様が絡む事から
真犯人をあぶりだすのに苦戦する事になります。
被害者の一人である、
雛月加代(ヒナヅキ カヨ)は、
実の母親に虐待されていますし、
真犯人もかなり頭のキレる人間で、
何度も失敗を繰り返す事になります。
しかし悟は自身も様々な事を
通して、変化していきますし、
その変化が相乗効果となって、
周囲の人間にも影響を与え始めます。
それが全てを語らなくても、
悟を信じて手を貸してくれる
母親の佐知子と担任の八代(ヤシロ)先生、
親友であるクラスメートの賢也(ケンヤ)、
広美(ヒロミ)、カズ、修(オサム)。
そして、悟のおかげで虐待と
殺人という「死」から救われる事になる加代です。
この人達がいる事で、繰り返す失敗も
徐々に良い方向へ向かっていく事になります。
まぁ、そうは言っても簡単には
ハッピーエンドにさせてくれないんですけどね(笑)。
この作品はジャンルで言えば
SFミステリーですが、とても濃厚な人間ドラマでもあります。
真犯人は確かに気になりますが
(多分、勘の良い方は最初の方で
犯人に気づきます。むしろ、
この人しかいません)、それよりも遥かに
人間ドラマとして見る方が、得るものが多い気がする「僕だけがいない街」。
大変、見応えのある作品となって
いますので、是非手に取って頂きたい作品だと思います。
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