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漫画【クダンノゴトシ】感想・渡辺潤先生が描くホラー作品・スマホ漫画おすすめ!

くだんのごとし

mangamania
元書店員漫画マニアママです!

今日もお付き合い下さい

 

 


 

感想・読み手

「路線変更後に磨きがかかる渡辺作品」

 

今日ご紹介する作品は「クダンノゴトシ」。

「代紋TAKE2」や福士蒼汰さん主演で
ドラマ化した「モンタージュ」の
渡辺潤先生が描く、ホラー作品になります。

 

コメディー色が強かった先生
なんですが、「モンタージュ」から
作風が一気に変わり、真面目な
サスペンス路線でこられた時には、本当に驚ろきました。

 

特に私は「モンタージュ」読む前に
「RRR」を読んでいたので、
そのギャップをマジマジと痛感しました。

 

「モンタージュ」はあの有名な
未解決の三億円事件が題材ですし、
今回の「クダンノゴトシ」は伝承系で
有名な件(クダン)という妖怪が絡む呪いが題材です。

 

未解決事件や世界の奇妙な話し、
伝承系のホラーが大好きな
私にとっては、かなりのどストライク作品なんですね。

 

「代紋TAKE2」や「RRR」の様に
コメディーありの作風も嫌いでは
ないんですが、私としては現在の
真面目路線で、この先も描き続けて頂きたいと思います。

 

それにしても、今回の渡辺作品である
「クダンノゴトシ」。

本当に不気味の一言です。

 

渡辺先生は作画に定評のある方
なんですが、その丁寧な作画に
磨きがかかって、更に不気味さが増しています。

 

作品全体から薄気味悪い匂いがプンプンしてるんです。

 

特に件の描写は、暗がりで読もう
ものならギクリと思わずのけぞってしまいます。

 

まぁ、容姿が気持ち悪いので
仕方ないんですが、渡辺先生が
うまくコマを使って不気味さを演出してるんですよ。さすがプロ!

 

ホラー系や不気味な描写が苦手な
方には、ちょっとキツイものが
あるかもしれませんし、後半に
なるとグロ描写も多々出てきますので、その辺はご注意下さい。

 

反対に私の様に血や内臓系の
グロがOK、奇妙な伝承系ホラー
(鵺なんかの呪い系の妖怪ネタ)が
好きな方にはおススメの作品です。

 

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あらすじ・登場人物

「人面牛の呪い宣告」

 

では、この「クダンノゴトシ」の
簡単な一話目のあらすじをご紹介したいと思います。

 

主人公は大学生の辻本光(ツジモト ヒカル)。

光は大学のサークルメンバー達と
レンタカーを借りて卒業旅行に来ていました。

 

メンバーは光を入れて7人。

 

光の恋人の桜井千鶴(サクライ チヅル)、
友人である藤澤伸二(フジサワ シンジ)、
馬場あゆみ(ババ アユミ)、
小野寺洋太(オノデラ ヨウタ)、
河合舞(カワイ マイ)、
白石辰巳(シライシ タツミ)です。

 

7人は旅行の帰り道、道を間違えて
しまい思わず入った山道で黒い謎の物体を轢いてしまいます。

 

一旦車を停めてその黒い物体を
確認してみると…顔は人間、
体は牛の奇妙な生物が…。

 

しかも何かしらの人語を発しています。

「雨ガ…振ル…ソシテ…オ前ラ…ハ」と。

 

しかし、その異形な姿に驚いた
主人公達はその人面牛を撲殺して、逃げてしまいます。

 

翌日、自殺願望が募っていた光は、
恋人の千鶴に電話で一方的に別れを告げ、
ドアノブに紐をくくりつけ首つり自殺を図ります。

 

しかし、邪魔が入って死ねません。

 

何と邪魔をしたのは、あの撲殺した
人面牛であり
「自ラノ死ハ…認メナイ…サァ…始マリダ」
という言葉を残して消えるのです。

 

その後、光はメンバーの一人である
辰巳から奇妙な話しをされる事になります。

 

実は旅行から帰宅後、辰巳の前に
あの人面牛が表れたというのです。

 

しかも「オ前ノ命ハ後7日ダ…」と。

 

そして予言通りに辰巳はメンバーの前で、壮絶な死に方をするのです。

 

しかもこの人面牛、次々とサークルメンバーの
元に順番に現れ、7日後に死ぬと呪いの宣告をしていきます。

 

果たしてこの人面牛の正体は…

 

何故、順番に現れ呪いをかけていくのか、皆さん気になりませんか?

 

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ネタバレ

「人面牛の正体とは…」

 

さて、この異形な生物である人面牛。

 

名前は「件(クダン)」という妖怪です。

 

妖怪系の小説や漫画なんかにも出てきます。

 

例えば漫画では「ゲゲゲの鬼太郎」
「地獄先生ぬ〜べ〜」
「ぬらりひょんの孫」。

 

小説では妖怪と言ったらこの方…
京極夏彦作品にも登場します。

 

上記であげた作品だとほとんど
チョイ役とか、ちょっとした未来を
予言する為に出てくるキャラなんですが、
オカルトサイトなんか見るとよく災厄の
前後に現れる妖怪なんだそうです。

 

古くから災厄の度に姿を見せる件は、
最近で言えば阪神淡路大震災や
東日本大震災後にも目撃されている様で、
顔が牛で体が人間だったり、
女性であったりと、その容姿は様々です。

そんな俄かには信じがたい妖怪「件」。

 

信じる信じないは別として、
この「クダンノゴトシ」では
大変欠かせない重要キャラである事は間違いありません。

 

生き残ってるメンバーもこの人面牛が
災厄の前に現れ、「件」と呼ばれる妖怪である事を調べます。

 

そして、伝承研究をしている
橘(タチバナ)教授をも巻き込んで、
「件」の呪いを解く為に奔走する
ワケなんですが…また、急展開が起こり、
様々な謎や真実が出てくるんです。

 

あんまり言うと完全なネタバレに
なってしまうので、若干のネタバレを
させて頂くと、このサークルメンバーが最初に轢いた件。

 

中年男性の顔をしてるんですが、
実は光の恋人の千鶴の父親なんです。

 

作中でも千鶴の不穏な表情や含みのある
言い方等で気にはなっていたのですが、
まさか父親とは…。

 

しかもこの父親は光が原因で自殺したとの事。

 

「えっ、何で光のせい?じゃあ何でつきあってるの」ってなるでしょう。

 

その光にも重大な秘密が隠されているんですよ。

 

最初は単純な呪いを解くのに
奔走する主人公達かと思いきや、
登場人物達の奇妙な接点により、
更に事態はとんでもない方向へ加速していくんですよ。

 

この辺の持って行き方がまた渡辺先生が上手いんですよね〜。

 

「件」伝承をうまくまとめ上げ、
それを何なくストーリーに組み込んで、
読み手を唸らせる。

 

まさに秀逸な作品です。

 

おかげで先が気になって、仕方ない
(最終話は待てずにヤンマガ購入して読みました)。

 

現在5巻まで発売されてますが、
たぶん次の6巻で完結する事になると思います。

 

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