漫画【マッシュルーム】ネタバレ・あらすじ・泣けるサバイバルホラー【人間なんざ単なる獲物にすぎないんだよ】

元書店員の漫画マニアママです!
今日もお付き合い下さい♥
あらすじ・読み手
「一家心中事件が大量殺人事件に発展」
今日ご紹介するのは、顔が吹き飛ぶ、
頭真っ二つ、腹から臓物を引き出されたりするグロ漫画。
その名も「マッシュルーム」です。
えらい美味しそうなタイトルと思いつつも、
表紙を見ると何やらイッちゃってる目の青年が表紙のこの作品。
もしかして薬物関係の漫画…と思ったんですが、全然違いました(笑)。
作者は「6000」「蜜の島」や
「黒街」でおなじみの小池ノクト先生
(実は兄妹でユニット組んで活動されてます)です。
作風としては、ミステリー要素強めの
ホラー作品を良く描いていらっしゃるので、
血なまぐさいミステリーやグロホラーが
好きな方におススメです(黒街はちょっとコメディー入って笑えます)。
ただ、描写は結構リアルですので
グロ耐性強めじゃないと、キツイかもしれませんのでご注意下さい。
それでは、この「マッシュルーム」の
簡単なあらすじからご紹介したいと思います。
高校生の橘倫(タチバナ リン)は、
不動産屋を営む祖父と二人暮らしをしています。
そんなある日、祖父が仲介していたアパートで一家無理心中が起こります。
しかも、その部屋からは複数の遺体の
一部が発見される事になり、事件は
大量殺人事件へと切り替わる事になります。
連日ニュースでも報道されるこの事件、
容疑者の男性は自殺しており事件は
迷宮入りかと思われますが、この事件に
興味を持つ女性、設楽恵(シタラ メグミ)が倫に接触します。
設楽は月刊編集者であり、今回の
大量殺人事件と巷で噂になってる「黒男」との関係性を示唆します。
馬鹿バカしいと一喝する倫ですが、
恵に現場である部屋を見たいと言われ、協力する事になります。
夜中になり、アパートへ忍び込んだ倫と恵。
しかし二人を待ち受けるのは、謎の
少年と自殺したハズの容疑者の男性でした。
しかも驚いてる倫と恵を後目に、二人は急にバトルを開始。
少年は容疑者の男性の片腕を
斬り落としますし、男性も人間じゃないような動きで天井へ張りつきます。
男性は狙いを倫に絞り、一気に倫の首を絞めあげ殺そうとします。
しかし、すかさず少年は男性の頭を
真っ二つに斬り、火をつけて殺してしまいます。
助かった倫と恵はその光景にパニックになり、その場を後にするのです。
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ネタバレ
「犯罪を犯したのは自分?もぅ一人の自分の正体はマッシュルーム」
ちょっとした好奇心と興味本位から、
とんでもない光景を目の当たりにしてしまった倫。
首を絞められ殺されそうになり
ましたが、少し傷を負っただけで、難を逃れました。
しかし、この傷が元で彼はとんでも
ない事に巻き込まれ、一番大切な人物を失う事になるのです…。
ここからは、この「マッシュルーム」の
ネタバレを含んで、お話しさせて頂きます。
ネタバレOKな方のみお付き合い下さい。
この後、帰宅し眠りについた倫ですが、
変な夢にうなされてしまいます。
それは、自分の毛穴から無数の
物体が生えてくる夢…。
次の朝、調子が悪く目覚めが悪い倫は、鏡を見てビックリ。
何と頬はこけ、やせ細っているのです。
首の傷も塞がっており、混乱する倫ですが、
急激に意識が遠のきそのまま気絶してしまいます。
気がついた倫は、丸一日以上経過していた事に驚きます。
しかし、本当に驚愕するのは次の瞬間でした…。
テレビには、少年犯罪の事件が報道
されており、近所の肉屋の店主が
少年にフルボッコにされてる映像が流されます。
そして、その暴行している少年こそ、倫だったのです。
さて、種明かしすると…この暴行
している倫は、簡単に言うとコピーです。
そしてこのコピーこそ、作中で
「マッシュルーム」と呼ばれます。
実は倫は首に傷を負った時に、
襲ってきた男性から「パンドーラ」
という新種の菌に感染してしまったのです。
この「パンドーラ」はウイルスの
力を借り、宿主の細胞を変化させ、
宿主の記憶もそのまま引き継いだ
完璧なコピーを無限に生み出します。
しかも、超人的な身体能力も兼ね備えています。
あの真っ二つにされた男性もマッシュルームだったんですね。
だから、人間じゃない様な動きも出来たワケです。何て便利!
いえいえ、そうでもないんです。
このマッシュルーム達、はっきり
言って道徳や倫理観が皆無なので凶暴。
腹が減ったり、気にくわない事が
あると欲望のままに人間を喰い殺します。
実際この後に、倫のマッシュルームに
より祖父も喰い殺され、自分が
本物になると言って、倫の腹に手を突き刺し臓物を引き出す始末。
倫はこのまま死んでしまうのか…
果たして人類は、暴走する
マッシュルームの強硬を止める事が出来るのでしょうか…。
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感想・見所
「テンポの良い進み具合にグイグイ惹きこまれる」
あいも変わらず、作者の設定と
無駄のないテンポがリズミカルで
上手いなぁ〜と、感心させられた「マッシュルーム」。
この方達の作品は短い巻数で完結するので、大変手に取りやすいんです。
例えばこの「マッシュルーム」や
「蜜の島」は全4巻。
「黒街」は全3巻…と、冊数が
少ないのでとっても気楽に読めてしまうのが魅力。
でもだからと言ってストーリに
手抜き感は一切ありませんし、中途半端に終わる事もありません。
きちんと綿密に設定されており、無駄がないんです。
だからこそ、こんな少ない冊数で
見事に全ての伏線を回収できるんですね。
おかげ様で厭きる事なく、読みハマる事ができます。
まさしく怒涛の展開のオンパレード。
1巻から大変濃ゆい内容となっており、目が離せませんでした。
また、登場人物達の表情の変化も
丁寧に描かれているので、倫の
祖父が殺されたシーンは泣きそうになりました。
あの描き方は、ズルイです。
まさか、サバイバルホラーで泣き
そうになるなんて、一体どんな漫画だよ!
って感じなんですが、それぐらい登場人物の気持ちが伝わる描写なんです。
元々、画力も定評がある小池先生。
綺麗な絵柄はどことなく不気味さが
漂っていて、本当にホラーやミステリーのジャンルにマッチしてる絵柄です。
最近ですと「ひぐらしのなく頃に」で
有名な竜騎士07先生の最新作である
「蛍火の灯る頃に」の作画、「鬼畜島」の
外園昌也先生の新作「殺戮モルフ」の
作画を担当されており、この2作品もネットで話題となっております。
機会があれば、近い内にこの上記作品も
ご紹介したいと思いますが、まずは先に
この「マッシュルーム」をはじめ、
小池作品を手に取って頂きたいと思います。
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