まんが【最底辺の男】ネタバレ・賛否両論。私はハマりましたが・・。遥の正体は??

元書店員の漫画マニアママです!
今日もお付き合い下さい♥
あらすじ
「変態のついた嘘が現実に…」
さて、本日ご紹介するのはキモオタが
主人公の一風変わった「最底辺の男」という作品です。
この主人公がとにかく気持ち悪い…
とゆーか、これは変態のカテゴリーに分類される人種です。
しかも見た目も不細工で、性格も
クズという超最低な男子高校生。
特に女性はこの主人公に嫌悪感を
感じるでしょうし、不愉快に感じると思います。
では、何故この作品をご紹介するのか…
これが少々我慢して読んでいくと、
どんどんハマッてしまうからなんです。
どういう事?と思った方も
いらっしゃるかと思いますが、
まずは、簡単にこの「最底辺の男」の
簡単なあらすじからお話ししたいと思います。
最初にお話しした通り、主人公で
男子高校生の村井君は、デブでブサイク。
匂いフェチであり、唯一の
特技と言えば、人一倍嗅覚が鋭い事。
しかし、そんな特技も彼に
かかれば変態好意に活かす事しか出来ません。
小学生の時に好きだった
女の子のパンツを何故か持っていて、
その匂いを楽しむのです。
部屋一面には、その女の子の
写真(コラ画像)が貼られており
異様としか言い様がありません。
学校でイジメを受けてる村井君…
クラスメートに頭を踏み
つけられ我慢する毎日を
過ごしてますが、彼には唯一の心の支えがありました。
それが村井君の上をいく「最底辺の男」山田君です。
山田君は村井君よりも更に酷い
イジメ(靴を舐めさせられている)を
受けており、その姿を見る度に優越感に浸れるのでした。
山田君より自分の方が格上…
そう思って心のバランスを
保っていた村井君ですが、
ある日その均衡が崩れてしまいます。
何と「最底辺の男」である山田君に
超美人の彼女が出来てしまったのです。
これをきっかけに、山田君は皆から注目の的に…。
このままでは、山田君との立ち
位置が変わってしまい「最底辺の男」
になってしまうと焦った村井君。
思わずいつも持ち歩いていた、
小学生の時に好きだった女の子…
水沢遥(ミズサワ ハルカ)の写真を
見せ、遠距離恋愛中の彼女だと
嘘をついてしまうのです。
皆から疑われる村井君。
もちろんとっさについた嘘で
ある為、どうやってこの嘘を
皆に信じ込ませるか悩みます。
しかし、その悩みは一瞬で吹き消される事に。
何と翌日、遥が村井君のクラスに
転校してきて、遥の方から村井君との
交際を宣言してしまうのです…。
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ネタバレ
「変態男の彼女の正体は…」
さて、とっさについた嘘が
自分の知らない所で、現実に
なってしまった村井君。
美人の遥が彼女という事もあり、
周囲から羨望の眼差しを感じ、
高揚感に浸ります。
そして、彼女…水沢遥さえいれば、
自分は「最底辺の男」にはならない…と、核心するのです。
それにしても、この美人の遥ちゃん。
一体どういうつもりで、こんな変態の
嘘に乗っかっているのか謎で仕方ありません。
念願叶ったとはいえ、村井君も
さすがに解せないらしく、下校時の
デートで単刀直入に「君は誰…」と、訊ねます。
ここからは、ネタバレ含んで
お話ししたいと思いますので、
ネタバレOKの方のみお付き合い下さい。
この後、遥は村井君の事ある質問に
そつなく答えていくワケですが、
村井君にはそれが全て嘘だとわかっています。
それは何故か…村井君は知っていたのです。
水沢遥は5年前に死んでおり、
今自分の目の前にいるのは遥ではないという事が…。
遥と村井君は、元々幼馴染
でしたが、5年前に遥は行方不明になりました。
当時は誘拐の可能性も高く、
周囲の大人達は小学生である
村井君やクラスメート達に、
遥は遠くへ引っ越ししたと伝えていたのです。
しかし村井君は、その犯人や
警察に証拠不十分で捕まらなかった
という真実を知っていたのです。
遥は観念した様にどうしたいのかと、村井君に訊ねます。
その言葉にどんな手を使っても
「最底辺の男」になりたくない彼は
「どうか僕と付き合って下さい」と、懇願します。
その発言に遥の顔はみるみる
豹変していき、村井君に土下座
させたり、足を舐めさせたりします。
そして「最底辺」にならない為なら、
偽物でも素性の分からない者でも、
人間じゃなくてもいいのか?と、再度訊ねます。
「そんなの小さな問題です」。…
こうして、得体の知れない化け物と
変態男の奇妙な交際が始まるのです…。
この後、村井君は彼女である
化け物から、ある事を手伝わされる事になります。
それが村井君の様な「最底辺の人間」を集める事。
一体、遥の目的とは…そしてその正体、
二人の関係はどうなってしまうのか…
怒涛の展開に目が離せません…。
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感想・読み手
「ラストのセリフの衝撃が凄まじい」
この作品にはまいりました。
冒頭からは、
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」や
「モテキ」等のオタク青春群像劇の
匂いがプンプンしてたんですが、
まさかのホラーサスペンス!
そして、次から次へと目まぐるしく
展開するストーリー。
この怒涛の展開のおかげで、
初っ端の主人公への嫌悪感なんか吹き飛んでしまい、
一気に完結まで読み終える事が出来ました。
…とゆーか、読む手が止まらなかったんですけどね。
最初に読んだ時はそこまで
感じなかった伏線も、何度も
読み返す度にセリフの至る所に
伏線が散りばめられていて、
読み返す度にその綿密な構成に関心させられました。
特に1巻のファミレスでの
村井君と遥のやり取り。
このシーンは本当に秀逸です。
村井君が遥の正体を暴く為に、
追い詰めていく様はヘタな
ミステリー作品より、よっぽど
読み応えありましたし、
ここから一気にサスペンスからホラーに展開していきます。
おかげで、続きが気になって仕方ない。
全3巻と短いながらも、しっかり
伏線を回収しており、サクッと
読めるこの作品。
是非たくさんの方におススメ
したい所なんですが、残念ながら好みがハッキリ別れます。
まぁ、主人公がとんでもない
クズの変態という事も要因の一つ
ですが、内容的にも読み手を選ぶ作品なんですね。
特にラストの主人公のセリフを
読者がどの様に捉えるかで、
この作品の評価は左右されますし、
ジャンルもホラーではなくSF純愛モノと
感じる方もいらっしゃるかもしれません。
私的には、奇妙さが際立っていたので
サスペンスホラーにカテゴリーしてますけどね。
面白くて秀逸と捉えるか…
気持ち悪くて駄作と捉えるか…
それはアナタ次第。
巻数も短いですので、是非試しに
読んで頂きたいと思います。
もしかしたら、今までで最高の作品だと
感じるかもしれませんよ。
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