漫画【しやくしょ】ネタバレ・感想・死役所!シ村は死刑囚!グロっぽいけどヒューマンドラマ。

元書店員の漫画マニアママです!
今日もお付き合い下さい♥
あらすじ
「死んだ人間の行きつく場所は死役所?」
さて、今日ご紹介するのは「死役所」というホラー漫画です。
モデルや女優で活躍されてる
広瀬アリスさんも大号泣したと
公言された作品で、一気に知名度があがりました。
ではさっそく、広瀬さんも大絶賛
される「死役所」の簡単なあらすじからお話ししたいと思います。
この世とあの世の間にある死役所。
ここは自殺・他殺・病死・事故死…と
あらゆる最後を迎えた死者が必ず訪れる場所です。
死者達はこの死役所で成仏の
手続きを行う事になっており、
生前の行いで天国・地獄へと振り分けられます。
ただし、死亡日より49日以内に
手続きを行わなかった場合には
「冥途の道」という、天国でも
地獄でもない、何もない場所を
延々と彷徨い続け成仏出来なくなってしまうのです。
そんな死役所に一人の男子中学生、鹿野太一(カノ タイチ)が訪れます。
太一は同級生から陰湿な
イジメを受け、家庭では義父とも
うまくいっておらず、マンションの
ベランダから飛び降り自殺したのです。
そんな太一に声をかけるのは、
死役所の総合案内係のシ村という男性。
シ村は太一を自殺課へ案内すると、
テキパキと成仏する為の書類の説明をします。
書類には自殺の方法・自殺の動機・
遺言の有無等を書く欄があり、
太一は自身の辛い過去を思い出し、
苦痛を感じながらも記入していきます。
遺言の有無の欄に無に○をつけた
太一ですが、遺言がない事をシ村に
指摘され、遺言の代わりになるモノはないか?と尋ねられます。
不思議に思う太一は、イジメや家族
との関係を日記に綴っていた事を話します。
シ村が言うには、折り合いの悪かった
両親が自殺を恥じて、勝手に日記を
処分する可能性が高く、日記が表に出る可能性は低い。
日記が表に出ないという事は、
イジメの証拠がない為にイジメ
ていた同級生達は反省する事もなく、野放しになるというのです。
それを指摘された太一は、
ショックを受け呆然とその場を後にします。
とうとう、太一の書類提出期限の日になりました。
相変わらず途方に暮れ、自分に関心が
なかった義父の事を考えていると、
自身の横を通りすぎる死者がいます。
ふと視線をあげると、太一に衝撃が走ります。
その死者とは、太一の知っている
意外な人物だったのです…果たしてこの死者は誰なんでしょうか…。
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あらすじ
「死人を生き返らす事が出来る、化け物だらけの研究所」
㈪ネタバレ
「イジメの被害者と加害者の末路とは…」
イジメが表に出ない可能性が高い
と知って、太一はかなりのショックを受けました。
太一にしてみれば、自殺する事が
イジメていた連中への復讐。
自分が死ぬ事によって、
連中に一生残る罪を背負わせようと考えていたワケです。
しかし、それが叶わないと
なっては、太一の死は無駄死に
なる可能性が高いという事になります。
このまま書類を提出せずに、
冥途の道へと行ってしまうのでしょうか…。
ここからはネタバレ含めた
お話しになりますので、ネタバレNGな方はご注意下さい。
意気消沈の太一の横を通り過ぎた死者…。
それはイジメの主犯格である牛尾(ウシオ)でした。
牛尾も太一に気づき、すぐさま
太一の顔面を思いっきり殴ります。
そして持っていた、他殺による
死亡認可書の書類を見せると
「てめーのせいで俺が殺されたんだ!」と言います。
「殺されたって…誰に…」と、太一は尋ねます。
すると「親父だよ…てめーのっ。あのクソ
親父に思いっきり轢き殺されたんだよ!」と、
何とも衝撃的な事を言うのです。
そう、太一に無関心だと思っていた
義父はちゃんと太一の事を愛しており、
太一の敵の牛尾を殺してしまったのです。
その真実を知らされた直後、
丁度シ村が二人の元へやってきます。
書類の提出期限が迫っている太一を探しにきたのです。
太一はシ村へ、いずれ死役所を
訪れる義父へ「迷惑かけてごめんなさい…
お義父さんともっといろんな話したかった」と、伝言を頼みます。
シ村はその願いを心良く引き受け、
太一は成仏する為の部屋へと入っていくのです。
さて、イジメの主犯格である
牛尾はどうなったかと言うと…
太一よりも一足先に成仏する為の部屋へ行きました。
自身は殺されたのだから
天国へ行けると思っていた
牛尾ですが、生前の行いで
天国と地獄へ振り分けられるのですから、どうなるかはわかりますよね…。
またこの「死を扱う役所」という
設定が斬新で良いですよね〜。
総合案内係のシ村さんが
いかにも「ザ公務員」って感じのキャラで、良い味出してます(笑)。
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感想・見所・読み手
「ユーモアあふれる斬新な設定がクセになる」
死者を扱っているので、
ホラーの分類に入れたのですが、
どちらかと言うとヒューマンドラマの要素が濃ゆい作品です。
似た様な漫画で言えば
「スカイハイ」「死と彼女と僕」。
アニメで言えば「デス・パレード」に近い感じがします。
これらの作品もホラーではありますが、
死者の死んだ理由や生前の人間模様を
描いていて、色々と考えさせられるドラマ性の強い作品でしたよね。
その点考えると、上記にあげた作品が
好きな方には持ってこいの作品だと思います。
でも、死んだ人間は死んだ時の状態の
姿なので、少々グロ描写がありますので、その点はご注意下さい。
死を扱った作品っていうのは、
なかなか重いテーマであり、
この作品も中々ヘビーな内容になっています。
先にご紹介した通り、1話目は「イジメ問題」。
この後も「ブラック企業」
「児童虐待」や「孤独死」…等の
現代の社会問題をテーマにしてる
内容になっていて、読んでて胸が痛くなる事も多々あります。
でもこの「死役所」は、その重い
テーマも独特のコミカルな絵柄や
シュールな表現のやり取りで良い塩梅に仕上がっています。
そこがクセになるんですよ。
結構、こういうドラマ要素
強めの作品って、感情豊かな人が
読むと引きずってしまうんですよね〜。
私もそういう質なので、
復活するまでにかなり時間かかる事あります。
しかし、この作品はそこまで
引っ張られる感じではないですし、
毎回ゲストキャラが登場する
オムニバス形式なので、更に読みやすいんです。
そして、若干のお決まり
パターンに少々飽きがきたか
という時に、突然やってくる
死役所職員の秘密や謎をもってくる当たりが素晴らしいです。
実は、この死役所に出てくる
職員さん実は皆、死刑囚という設定。
しかし、どぅ見ても皆さん
マトモそうですし、犯罪者には
見えないんですが…そこの所が気になるんですよね〜。
特に総合案内係のシ村さん。
この方はちと毒々しい感じがして、
若干過去は明かされましたが、
まだまだ謎を秘めてらっしゃいます。
この職員達に隠された伏線も
見所となっていますので、
是非、読んで頂きたいと思います。
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