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漫画・ネタバレ【幽霊塔】宮崎駿・カリオストロの城の原点。アリス・マリエル・ ウィルソン【灰色の女】

2017.03.28

yuurei-tou

mangamania
元書店員漫画マニアママです!

今日もお付き合い下さい

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感想・読み手

「天才達を魅了してやまない、灰色の女」

 

今日ご紹介するのは「医龍」でおなじみの乃木坂太郎先生の「幽麗塔」です。

 

 

実はこの「幽麗塔」という作品。

 

 

原作は1898年にアリス・マリエル・
ウィルソンというアメリカの作家さんが
出された小説「灰色の女」で、1937年に黒岩涙香先生が「幽霊塔」というタイトルで翻訳。

 

更に黒岩先生のファンだった
江戸川乱歩先生も舞台を日本にしてリライト。

 

その後も続々と名だたる
文学者の手によってリライトされ続けてきました。

 

 

しかもこの作品、あの宮崎駿監督も魅了されたお一人。

 

 

あの「カリオストロの城」の原点でもある作品なんです。

 

 

2015年にはジブリの森美術館で
「幽霊塔へようこそ展」が開催され、
江戸川乱歩(著)×宮崎駿(画)のコラボ版文庫「幽霊塔」が新装版として発売されました。

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そして漫画界でも画力の高さが
天才的だと言われてる、乃木坂先生が
新たなアレンジを加えてこの「幽麗塔」
(麗の字が違ってますが、本作を最後まで
読むと何故、この字か納得出来ます)をコミカライズされたんですね。

 

 

またこのアレンジが何とも言えないんですよ。

 

 

あんまり言うとネタバレになってしまう
ので控えさせて頂きますが、アレンジ
加える事で各キャラクターが更に魅力的になってるんです。

 

 

キャラが惹き立った事でドラマ性も
強くなっており、ある意味重厚な
人間ドラマとしても楽しめる作品に
なっていますので、本格ミステリー
だけでなく人間ドラマが好きな方にもおススメ出来る作品です。

 

ただミステリー作品の為、惨殺シーンも
多くありますので、その辺はご注意下さい。

 

 

先月末には、ジブリの鈴木
プロデューサーが宮崎監督が
長編アニメ制作中である事を明かしており、
事実上の引退撤回という報道がなされました。

 

 

一瞬、宮崎版「幽霊塔」か!と
期待したんですが、今度は毛虫(笑)。

少々残念ではありますが、宮崎監督の
最新作「毛虫のボロ」も楽しみですし、
是非この天才達を魅了してやまない
「幽霊塔」も映画化して頂きたいと私的に強く願っています。

 

 

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あらすじ

「財宝眠る幽霊塔で再び惨劇が…」

 

ではこの「幽麗塔」の簡単な
あらすじをご紹介したいと思います。

 

舞台は昭和20年代の日本。

 

 

百数十年動く事のなかった時計塔で、
とても残酷な殺人事件が起こります。

 

その事件とは、時計塔の主である
老女の藤宮タツが、養女である麗子(レイコ)に殺されるというもの。

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その殺し方もまた残虐なもので、
時計塔の針にくくりつけられたタツは、
為す術もなく体をあらぬ方向に曲げられ悶絶しながら絶命したのでした。

 

 

それからというもの、この時計塔には
老婆の幽霊が出るという噂が流れ、
カリスト(エログロ)雑誌でもネタにされる程、有名になります。

 

 

その事件から2年後、主人公である
ニートの天野太一(アマノ タイチ)は、
ふとしたキッカケで美青年の沢村鉄雄
(サワムラ テツオ)と知り合う事になります。

 

 

そして「幽霊塔」に連れて行かれ、
ここの管理人の仕事を紹介されるのでした。

 

 

推理小説やカリスト誌が大好きな
天野は、殺人事件の起きたこの「幽霊塔」に興味津々。

 

老婆が殺された晩に1度だけ動いた時計に天野は目が釘づけになります。

 

そんな天野の背後に不気味な白い影が…。

 

 

襲われた天野が気がつくと、天野は
2年前の事件の老婆と同じ様に時計の
針にくくりつけられていたのです。

 

 

刻々と時計の針は時を刻み、
じわじわと天野の体はあらぬ
方向へと曲がっていき、激痛が走ります。

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もぅダメかと思った時、時計は動くのをやめます。

 

 

天野を助けてくれたのは、あの美青年であるテツオでした。

 

そして、テツオは天野に言います。

 

 

この「幽霊塔」に眠る財宝を共に
探し出し、金と名誉を手に入れよう!と…。

 

 

言葉巧みなテツオに天野は協力する
事になり、二人はパートナーになる
のですが、テツオには重大な秘密とある思惑があったのです。

 

 

しかも、この二人が「幽霊塔」の
秘密を探る事で、天野を襲った死番虫
(シバンムシ)という殺人鬼が動き出し、
続々と二人の周囲の人間は殺されていく事になるのです…。

 

 

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ネタバレ・見所

「美しき美青年の正体はLGTB。2年前の惨殺事件の真相とは…」

 

さて自分の思惑の為、言葉巧みに
天野をパートナーにした美青年のテツオ。

 

初登場シーンから謎だらけで、
何ともミステリアスできな臭い匂いが漂う彼。

 

 

案の定、読み進める度に怪しい言動が目立ち始めます。

 

 

読者のみならず、主人公の天野も
テツオが死番虫ではないか?と、
疑う様になるのですが、果たして謎多き美青年テツオの正体とは…。

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ここからは、ネタバレ含んだ
話しになりますので、ネタバレNGの方は回れ右して下さい。

 

 

実はテツオの正体は女。

 

 

しかも2年前の藤宮タツ殺しの
容疑者である、養女の藤宮麗子だったのです。

 

 

簡単にまとめると、麗子は物心ついた
時からトランスジェンダー(LGTB)でした。

 

 

LGTBとは身体の性別と心の
性別が一致しない方の事です。

 

 

麗子は小さい頃から男性に
憧れており、自身も男性として生きる事を強く望んでしました。

 

 

しかし今の時代ならいざしらず、
昭和初期の時代には偏見の目で見られてしまいます。

 

 

義母であるタツも麗子の想いを
否定し、そんな考えを持つのは
悪魔の仕業だと言い放つ始末…

徐々にタツと麗子は折り合いが
悪くなり、言い争う事が増えていったのです。

 

 

そんな中、死番虫が時計塔の
財宝を狙ってタツを拷問にかけます。

 

財宝の眠る部屋に行くには、
時計塔の針を動かす必要があり、
その動かし方を知ってるのは持ち主である主だけだったのです。

 

 

そして、その現場に出くわしたのが麗子でした。

 

 

義母を助けようと思えば、
時計の動かし方を知ってるので
助けられたのですが、麗子は迷ってしまうのです。

 

 

結果的にタツは死亡。麗子はタツを
見捨てた事を後悔し、自責の念にかられ、
警察に自分が犯人である事を告白し姿をくらまします。

 

 

そして、現在の沢村鉄雄という
男性として、この「幽霊塔」に戻ってきたのでした。

 

 

このキャラ設定が乃木坂先生の
現代風のアレンジが加わってる所で、
テツオの他にも「幽麗塔」には様々な
「性」の価値観を持った人間が現れ、
苦悩や葛藤する様が描かれています。

 

 

本筋はミステリーではありますが、
重厚な人間ドラマが良い塩梅で
絡んでくるのが、この作品の一番の見所だと思います。

 

 

お互いの思惑の為にパートナーとなった天野とテツオ。

 

 

この二人の関係もストーリーが
進む度に変化してゆき、友情なのか恋愛感情なのか微妙な所。

 

 

ラストシーンでは読者によって
解釈の仕方が違う、この「幽麗塔」。

 

是非、ご自分の目でご覧になって、この二人の関係性を考えて頂きたいと思います。

 

 

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